あらすじ一国の王女であるにもかかわらず、二十二歳のローザの夫になろうという男は一人として現れない。不吉だと忌み嫌われる黒い髪と瞳に生まれついてしまったため、誰もが彼女を避けていた。しかし、ついにローザの嫁ぎ先が決まった。他国の王子が、八人目の妻としてローザを選んだのだ。七人の妻たちとは十日も経たずに別れてきた王子には、恐ろしい秘密があって──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。