あらすじ美森が継いだばかりのギャラリーに、突然飛び込んできた軽薄そうな美形男子。空腹を訴えられて美森が自作の弁当をわけてあげると、彼はお礼にとメモ用紙に落描きを残していった。受付の壁にその落描きを飾っておいたところ、売ってほしいという人が現れ、美森は驚いた。あの軽そうな青年は、有名な日本画家だというのだ。数日後、青年画伯は「弁当の味が忘れられない」と、再びギャラリーにやってきて──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。