華鬼が鬼ヶ里に戻った。それを喜ぶ神無は、華鬼が自分にとってかけがえのない存在であることに気づき始める。一方華鬼は、芽吹き始めた神無への気持ちに違和感を覚えながらも彼女と過ごす時間に安らぎを見出していた。穏やかな時間を手に入れたかに見えた二人だったが、それを待ちわびたかのように前鬼頭の息子響が不気味に笑む。さらに、選定委員と名乗る男たちが神無の前に姿を現して……?鬼と少女の学園伝奇、最終巻。神無の最大の危機に華鬼は──!?※ 本作品は、紙書籍の単行本版『華鬼4』の電子版であり、紙書籍の文庫版とは一部内容が異なります。また、紙書籍版発売時に特典としてWeb上で無料公開された短編を追加収録しています。尚、その短編は電子書籍『華鬼 幻の特典短編集』に収録されているものと同じ内容です。予めご了承ください。