あらすじ金沢の奥座敷、湯湧温泉の旅館に、友人のたっての願いで「女番頭」として助っ人に駆り出された広瀬千夏(37)は、一日の仕事が終わると、一人で静かな温泉浴に身を委ねる習慣がすでに身についていた。そんなある日、健一郎の甥っ子で、少しの手伝いと引き換えに浪人生活をこの旅館で送っている富安翔太(19)が、自分の入浴を覗き見ていることに気付く。悪戯心が湧いた千夏は、真面目で、朴訥、当然女には初心な翔太を深夜の露天風呂で、目覚めさせる……。