あらすじ人々から伝説の妖精だと思われている娘は、触れた相手の未来を見ることができた。それなのに、森で倒れていたところを助けた男性に触れても何も見えず、混乱する。名前のなかった娘にシーラという名をくれた彼は、この国の王太子だった。礼がしたい、と無理やり連れていかれたのは彼の居城。シーラは帰ることを許されず、そのまま囚われの身となって──。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。