あらすじ幼い頃に富豪の子息である悠馬に拾われた香は、そのまま彼の使用人になった。当時は「あにさま」と呼び、本当の兄のように思っていたが、成長して彼への想いは恋心に変わった。けれど、彼との間には大きな身分の差がある。やり場のない切ない想いを、香はこっそりと文に綴るようになった。出すつもりのなかったその恋文を、あろうことか悠馬本人に見られてしまって……。※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。