あらすじ神獣・麒麟の一族である白遠には、もうずいぶん長い間、捜し続けているものがあった。それは、いとしい伴侶、蓮双の九つに砕けた魂の欠片だ。九つすべてを集められれば、ふたたび蓮双を抱きしめることができるのだ。八つの欠片を集め、ついに一つを捜すのみとなった白遠の前に現れたのは、声も姿も蓮双とまったく変わらぬ青年だった。しかし、彼は白遠のことをまったく覚えておらず……。