あらすじ退魔師の卵である史夫は、妖魔の相棒、統利とともに、人間に害をなす妖魔退治の仕事をする。見た目はタヌキのような姿の統利だが、それは仮の姿だ。真実の姿をとるためには、史夫の<愛>が必要なのだ。それも、体液を交換するたぐいの<愛>が。しかし、自分が生まれたときから側にいるタヌキのような存在は、史夫にとってペットや弟みたいなもので……。