全巻(1-11巻 完結)

さんかく窓の外側は夜 9

出版社:
4.7
94
610
「あの子が欲しいんだろ? 閉じ込めてきみだけのものにしなよ」 失望と怒りで三角を呪いの池へ突き飛ばした冷川は、先生に取引を持ち掛けられていた。 一方、三角は行方をくらました冷川の居所を探していた。 冷川を迎えに行き、今度こそは受け止めてやりたいと決意し、迎、英莉可、逆木とともに冷川救出に向かう。 もう戻ってこれないかもしれない身に、母から譲られた父の形見をつけて。 覚悟を決めた三角を待ち受けていたのは―― 20年以上の時を経て、父と子、宿命の対峙。
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さんかく窓の外側は夜の作品情報

あらすじ

「あの子が欲しいんだろ? 閉じ込めてきみだけのものにしなよ」 失望と怒りで三角を呪いの池へ突き飛ばした冷川は、先生に取引を持ち掛けられていた。 一方、三角は行方をくらました冷川の居所を探していた。 冷川を迎えに行き、今度こそは受け止めてやりたいと決意し、迎、英莉可、逆木とともに冷川救出に向かう。 もう戻ってこれないかもしれない身に、母から譲られた父の形見をつけて。 覚悟を決めた三角を待ち受けていたのは―― 20年以上の時を経て、父と子、宿命の対峙。

さんかく窓の外側は夜のレビュー

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    オリーブさん
    5.0

    悪意の原点

    「花は美しい」と言葉だけではなく心から感じることができたら、その時はものすごく幸せかもしれない(作中より)
    そして「先生」は、かつて、ある女性を心から美しいと感じた。

    息子が自分の性質を遺伝していることを知り、愛する妻のために、息子か自分の二択を迫られた時、彼は息子を選んだ。
    愛を手放して自分は壊れ、悪意を撒き散らす者へと変貌した。
    彼の悪意の大きさは、失った幸福の大きさでもあるのかもしれない。

    逃げるべきではなかったと、息子に糾弾され、罪と罰を叩き込まれる先生だけれど、妻に打ち明けられなかった気持ちは理解できる。
    たくさんの人の人生を狂わせた悪意の原点に愛があるから物悲しい。

    ・・・ところで、禁断の愛タグがついてるけど、どこの辺りが禁断なの?
    魂の擦りあいの部分かな?
    2024/10/17
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    モモさん
    5.0
    霊のちょっとした表情で、違和感とか得体の知れなさを表現していてすごい。
    ホラー耐性があまり無いので結構怖かったけど、先が知りたくてどんどん読んでしまった。
    2023/05/09
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    ベル
    5.0

    センシュアル

    すごいよかったー
    2023/03/06
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    オリーブさん
    5.0

    最高傑作!

    初めから最後まで最高でした!こんな本に会えて嬉しい!ありがとうございました!
    2021/10/07
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    モモさん
    3.0
    1、2巻が無料お試しになってて、あらすじ読んだら面白そうだったのですが、ほんのりBL描写があるんですね…。BLがとても苦手な私にはこの程度でもダメで、話は面白いけど1巻途中で断念しました。

    ほんのりでもBL描写があるならカテゴリに入れてもらえたらありがたいけど無理なのかな?
    2021/03/13