あらすじ大きな手が触れる、撫でる――浜名を苦しめている、幼い頃の記憶だ。その手の感触を思い出すと、どうしようもない不安と嫌悪感に襲われる。もし、あの手の主が、ずっとずっと好きだった叔父の鳥谷だとしたら……。触られることが怖いのに、隣室に住み、何かと世話を焼いてくれる鳥谷への想いは増すばかり。そんなある日、自分の気持ちを確かめようと、告白してきた同僚の男を意識し始めた浜名に、鳥谷は……!?