周囲を山々に囲まれた、のどかで平和な国ワノクニ。そこには先のとがった大きな耳を持つ人々が静かに暮らしていた。ある日、ワノクニのチョボリに住むタロサクの家に、突然小さな子供が舞い込んでくる。名前はワンダル。なんとワンダルは、高度な文明を持ち自分たち以外の種族を皆殺しにするという、恐怖の種族マルミミ族だったのだ。さらに怒ると大きくなるとんでもないヤツだということも判明。町の人々は恐怖に打ち震えた。しかしワンダルは、その素直で明るい性格で人々を魅了し、タロサクと一緒に住むことになる。無理やり押しつけられたようで初めは疎ましく思っていたタロサクも、次第にワンダルをかけがえのない家族と思うように・・・。はたしてこれからの二人は!?