「うちはもう奴隷や、樹くんの奴隷やで」 孤高で凛々しい大和撫子、しのぶのこんな姿、きっと自分しか見れないだろう。 手首を縛られたまま、抜かずの三発で何回もイカされてしまった彼女の顔。 快感に翻弄され、思わず奴隷宣言を口にしてしまい、テレテレになった彼女の表情。 樹はめくるめく感動に震えていた。 ──間違いない、しのぶちゃんはこれからもずっと恋人なんだ。 高校卒業後、たとえしのぶが京都に帰っても、絶対、二人のキモチは離れない。 なぜなら、しのぶの身体も心も、樹一色に染まっているのだから。 樹自身もしのぶ以外、考えることなんてできないのだから。