魔物の解体しかできない役立たずとして、勇者パーティを追放されたユウキ。そんな逆境にめげることなく、任された解体作業などをコツコツこなしていたところ、彼を貴族に昇格させるという話が持ち上がる。何でもユウキが考案した解体器具が、ギルドに大きな利益をもたらしたらしい。貴族になるにあたり、ギルドから派遣された人材を育てることになった彼は、膨れ上がった生活費を稼ぐために、油そば屋や串焼き屋の経営といった、奇抜な事業に乗り出していく。一方その頃、ユウキを追い出したことで落ちぶれていた勇者パーティは、新たな勇者を仲間に引き入れ、再びユウキと対峙しようとしていた――