偶然神様を助けたことにより、【神眼】を授かった少年、ローグ。彼は、見るだけであらゆるスキルを自分のものに出来る【神眼】の力で、数々の功績を挙げ、周囲に認められていく。ある日、再び彼の前に神が現れる。「世界中の不幸な人々を救ってほしい」という神の願いを受け、ローグは自らの国「神国アースガルド」を興した。アースガルドの周辺では、侵略戦争を続けるギルオネス帝国により多くの民が苦しめられていた。戦火の拡大を止めるために、単身で帝国との国境を目指すローグ。その道中、彼は帝国の第一皇子と運命的な出会いを果たす。帝国の内情を憂慮する皇子とローグはたちまち意気投合。協力して帝国内部に巣くう巨悪を討つべく、二人はある奇策に打って出る! 電子版には「ジュリアの家出録」のショートストーリー付き!