あらすじ尾崎梨乃の週に一度の楽しみは、お気に入りの和風雑貨のお店で小物をひとつ選ぶこと。それから、いつも同じ曜日、同じ時間にそこにいる“あの人”の姿を見ること――。着物が似合いそうな、素敵な年上の彼を見つめることしかできない梨乃は、ある日うっかり店で商品の皿をひとつ割ってしまう。そんな彼女をかばい、罪をかぶってくれたのは何と憧れの彼。思わぬ急接近にときめきつつも謝罪する梨乃に、彼はひとつ提案をしてきて……。恋愛初心者女子と陶芸家の和風男子とが四季の中で織りなす、甘くてひたむきな恋の物語。