あらすじあの頃の魂が熱くなる――。直木賞×山本周五郎賞W同時受賞作家による至高のバンド小説! 2010年、宮城県仙河海市。中学時代から続けたバンドが解散した匠は高校の軽音楽部の扉を叩いた。失意も一転、部長の美少女・遥にひとめぼれ。彼女への恋心をきっかけに、少年は一つの目標を見つける。「このまちに初めてのライブハウスをつくろう――」地元の縁を巻き込みながら交差していく遥の過去と匠の未来。そして、あの春がやってくる。解説/尾崎世界観