小さな会社でデザイナーとして働く小毬。彼女は、雨の日に電車で見かける素敵な男性に憧れていた。彼を見つめる時間を原動力として仕事に励む小毬は、ある日、新規クライアントの会社に赴くことに。すると、その会社の社長があの電車の彼だった! その上、彼も小毬のことを見ていたと言う。ときめく彼女に、その人はなぜか『女心がわからない自分に恋愛を教えて』と頼んでくる。恋愛経験の乏しい小毬は困惑したもののうまく断れず、恋愛指南役を引き受けてしまった。こうなったらやれるだけやろうと一生懸命教えるが、なぜかレッスンというより迫られているよう。次第に小毬は、彼に惹かれていく気持ちを止められなくなって――!?