「もう、来ない」。親しい人の“嘘”に憤り、そう宣言して異世界を去った朔耶(さくや)。その隙を魔族組織の長ヨールテスは見逃さなかった。即座に間諜を動かし、戦女神(サクヤ)と二大国との決裂を吹聴。各地の反権力思想を煽り、人々を混乱に陥れる。だがそれも、来(きた)る総力戦の下準備に過ぎなかった! 新たに編成された魔物部隊。激化する攻撃――。そんな戦いに向けて朔耶が出した答えとは? そして戦場で繰り広げられる、朔耶ならではの戦い方とは――。「やるだけやってみるよ。助けられる力があって、助けられるなら助けるってのが、あたしのモットーだしね」。最強魔術士少女が、魔力全開の大勝負!? 大人気の異世界痛快ファンタジー、迫力の最終巻! ラスボス・ヨールテスの番外編も大幅書き下ろし!