「いや…やめて……クスリなんて……」「香織をちゃんとした『レディ』に躾けるためにね」トオルの手には、直径3センチのロケット型をした注入器。中には下剤と媚薬。それが今、香織のお尻に当てられている……。良家出身の香織は新妻であるが、自分に興味を示さない夫に苛立ち、『お仕置き』という名の『メイドへの苛虐』を日課にし、幾人のメイドを壊していた。トオルは、被害者メイドの一人:奈保の弟。香織はそのことに気付きながらも、トオルの放つ色気に惹き込まれていた。「あなたの肌の思い出を、僕にくださいますか?」香織はトオルの広げた腕の中へと捕らわれに行った――それが、罠とも気付かずに。さらにその罠の奥には、嫌悪している義父の目が淫らに光っていることにも、香織は気付かない。