「お兄ちゃん……雫ね、こんなに欲情したの、はじめてなの……」瞳を潤ませながら顔を近づけてくるのは……。俺の妹だ。五つ年下、大学生二十歳、ちょっとツリ目で子猫のような甘いロリフェイスにふわふわしたツインテール、それに似合わぬデカイ乳を持ち、そこいらの男を小悪魔的に誘惑しやがる魔性の女。女王様に育ったクソ妹は、俺を「お兄ちゃん」と呼びはするが、敬意などは抱いていない。ハズなのに……。今の俺は、寝ている間に拘束され、とろけた表情の妹が俺の上に跨っているという状況だ。「ふふふ……。これでお兄ちゃんは、雫の物だよ?」可愛く言ってもやっていることが可愛くない。頭の中で色々と考えている間にも、雫はブラウスのボタンを外しはじめた……。