チームの主将(キャプテン)には、どんな役割があり、どんな素養が求められ、どんな人材が向いているのか。キャプテンといってもいろいろなタイプがいて、それぞれのやり方でチームを一つの方向へと導いている。チームの勝利のために、これまでのプライドを捨てて「控え」に徹した主将。たゆまぬ努力の結果身につけたレベルの高い技術で、求心力をつけていった主将。キャプテンを命じられてから何度も壁にあたりながらも、チームをまとめていった主将。高校野球からプロ野球まで、長年の取材実績がある著者でこそ書くことができる、高校野球シーンを中心に知られていないエピソードを交えて、野球だけでなく、様々なシーンでも参考になる「キャプテン論」「チームリーダー論」をまとめた一冊。