色白で栗色の細い髪。少し垂れ目がちな瞳に、頼りない唇。そして華奢な身体つきをしている18歳の優大は、家庭教師を務めるタスクの生徒だ。タスクが優大の家庭教師を始めてから半年、優大は自分のことが好きなのだろうと、タスクは感じていた。しかしタスクは女の子が好きだ。優大のことは、正直素直で可愛いと思っている。でも……。「今度の学校のテストで……百点を取ったら……」思いつめた表情を浮かべながら、タスクへ問いかける優大。「百点取ったら、キスしてあげよーか」タスクは自分の口から出た言葉に戸惑い、ぞわっと全身に鳥肌が立ち、毛穴という毛穴から汗が滲み出した。