学生時代、まだ童貞で、初体験をするなら浪江が相手と決めていた祐一郎。ある夜、アルバイト先から帰宅する浪江と夜道を一緒に歩くことに。「頼む。月明かりがあるうちに、その石の上に立ったおまえの裸が見たい」「アケビの蔓。この蔓でおっぱいやあそこを隠してみたい」若く熱く、そして未熟な欲望に、浪江は抵抗しながらも次第に受け入れていった。-----祐一郎の息子で、高校三年生になる雄介は、隣人の可南子に恋をしている。「あなたが受験に受かったら、ママのすべてをあげて、大人にしてあげる」そんな約束をした亡き母の面影を、可奈子に重ねる。「可南子さんのこと、僕が護るから」雄介の一途で歪んだ欲望を、可奈子は戸惑いながらも優しく包み込む。-----小鳥遊葵の長編恋愛官能小説をお楽しみください。