恋人にフラれたばかりの美波を慰めるため、一人暮らしのアパートで「慰める会」という名目の飲み会が始まった。深夜一時……「あっ、あん……っ、ちょっと、聞こえちゃうってば」「もう濡れてんじゃん、ほら」飲みつぶれたサークル仲間がリビングで所狭しと寝転がっている中、ベッドで“はじめちゃう”カップルが現れた。美波の横では、自分を可愛がってくれている侑子先輩の彼氏:知樹が寝ている。実は美波は、密かに知樹へ想いを寄せていた。(知樹先輩の横で寝ているってだけでドキドキしてるのに)(こんなの聞かされてちゃ、Hな気分になっちゃう)くちゅり……友人の情事を目の当りにして、既に濡れてしまっていた。その時、隣で眠っていたはずの知樹先輩と視線がぶつかったのだ。