不老不死の一族の存続をめぐるシーンとイティアの確執の中、滅びの象徴である弥美はイティアの標的となってしまった!一方、己の可能性にかけるラーイは、聖者ハルシャのもとで修業を続けるが……。日本・タイ・インドを駆け巡る、ミステリアス・ロマネスク!! 人間を食料とし、新生のため母体に利用し生き続けてきた不老不死の一族…。その絶対的な長、シーンが新生の道具である人間――佳代子を愛してしまう。そして、彼女は何故か双子を産み死んでいく。双子に生まれたため、不完全体となった長に弥美を食べさせるべく一族は動き始めるが、シーンはそれを拒み続け二人は日本を離れる。やがて、一族の滅亡を望んでいることが明確となった長と存続を望むイティアの確執の中、滅びの象徴である弥美はイティア側にさらわれてしまう!一方、ハルシャのもとで力をつけたラーイは中国へ向けて出発するのだったが――!?