あらすじ広州の西南に位置する開平は、台山、新会、恩平とともに四邑と呼ばれてきました。この地は西江の氾濫や相次ぐ戦乱から、珠江デルタでも貧しい土地柄として知られ、19世紀以来、多くの人々が華僑として海外に新天地を求めました。成功した華僑のなかでは故郷に送金し、望楼と呼ばれる楼閣が競うように建てられました。現在、世界遺産に指定されているそれらの望楼群をこの地の歴史や文化とともに紹介します。かんたんな図版、地図計13点収録。