※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。★ 楽器の音色がQRコードで簡単に視聴でき、演奏がイメージできます。★ 悠久の歴史を紡いできた独自の音楽と舞。古典芸能の世界に触れ、魅力を知り、見識を深めることができる充実の一冊。★ 編成など基礎知識から、使用楽器の詳細、作品や装束の解説まで。豊富なビジュアルと資料で、わかりやすく情報をお届けします 。◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆雅楽は宮廷文化の中で育まれ、今から約千年前にほぼ今日の楽器構成や楽曲、演奏スタイルが確立しました。その当時に書かれた源氏物語には雅楽という言葉は出てこないものの、「筝(そう)をあそぶ」「笛をあそぶ」「管絃のあそび」など雅楽が日常のものとして描かれています。雅楽は明治になるまでは宮廷や寺社仏閣などの限られた世界のものでした。しかし、最近では雅楽演奏会も数多く開催され、雅楽のCDやDVDも身近なものとなり、気軽に雅楽に触れることができるようになりました。2014年には宇宙飛行士の若田さんが国際宇宙ステーションで笙を演奏し、地上にいる大学生と共演したといった出来事もありました。雅楽が今日まで、連綿と受け継がれたことは奇跡に近いものがあります。本書は古楽書、古記録を広範に探し求めた先人の書物や資料を基にわかりやすく、心に響く音楽、楽器、曲目、優雅な舞楽装束など、雅楽を魅力的なものとしているいろいろな秘密をご紹介したいと思います。日本雅樂會◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆☆第一章 雅楽の基本* 雅楽とは* 演奏の種類と特徴* 管絃とは* 笙とは* 篳篥とは・・・など☆第二章 舞台と鑑賞のポイント* 雅楽の舞台* 舞人の数* 雅楽の音律とリズム* 上演形式* マナー・・・など☆第三章 知っておきたい名曲* 青海波* 蘭陵王* 萬歳楽* 春庭花* 賀殿* 五常楽* 喜春楽* 蘇利古* 納曽利(納曾利)* 陪臚・・・など☆ 第四章 歴史に見る雅楽の伝統* 日本の雅楽のルーツ* 正倉院の楽器* 古典文学に見る雅楽* 芸術作品に見る雅楽* 戦国時代に見る雅楽・・・など