※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 演奏テクニックから部活としての取り組みまで、ステップアップのためのポイントがわかる! ★ 毎日できる練習メニュー ★ アンサンブル&合奏のコツ ★ 本番に強いメンタル育成・・・etc.◆◇◆ 監修者からのコメント ◆◇◆ フルートは、石器時代から使われていたと言われているとても歴史の深い楽器です。私がフルートを始めたのは中学生の時で、中学2年生で地元のジュニアオーケストラに入団してから、オーケストラやアンサンブルを通じてフルートの面白さや魅力を存分に味わってきました。どんな楽器にも共通することですが、楽器はひとりで吹いているよりは2人、2人より3人……と仲間を増やして演奏することの方がずっと楽しいものです。ひとりぼっちで練習していてもさみしいし、ひとりだけでできることは限られています。私が最初に師事した先生は、いつも私と一緒にフルートをデュエットをしてくださいました。初見でいろいろな曲を吹くことはとても勉強になりましたし、その時に体験したアンサンブルの楽しさは、今も私がフルートを続けていることの原体験にもなっている大切な思い出です。フルートは、力強いというよりも優しく、優雅な音色が持ち味であると思います。 そんなフルートの魅力を生かし、楽しんで演奏するためには、ある程度の技術を習得することがどうしても必要になるでしょう。系統立った基礎練習の繰り返しは地味で、決して楽しいことばかりではありませんが、日々の練習は目的意識を持って、集中して続けることが大切です。漠然と長い時間練習するよりも、短時間でも効率的に練習する方が確実にステップアップすることができるのです。「フルートを吹くのが好き!」「フルートを吹くのが面白い!」という気持ちが根底にあれば、あなたは必ず今よりも上達できます。いつもその気持ちを忘れずに、音楽を楽しんでください。洗足学園音楽大学客員教授一般社団法人日本フルート協会副会長酒井 秀明◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆ 序章フルートの基本をチェック!* コツ01正しい姿勢で楽器を構えよう* コツ02正しい組み立て方と扱い方を覚えよう・・・全2項目☆ 第1章ウォーミングアップと基礎練習* コツ03ストレッチで体をほぐそう* コツ04アンブシュアとキイの押さえ方にも気をつけよう* コツ05ロングトーンの練習で音色を磨こう・・・など全11項目☆ 第2章パート練習でレベルアップ* コツ14フルートパートの役割を理解しよう* コツ15和音の合わせ方の基本を知っておこう* コツ16全員の音色と音程をしっかり合わせよう・・・など全9項目☆ 第3章アンサンブルで表現力を磨こう* コツ23木管楽器セクションとしての音色を意識しよう* コツ24自分の役割が変わるのを楽しみながら演奏しよう* コツ25合奏全体での役割と和音の響きを意識しよう・・・など全7項目☆ 第4章合奏のパフォーマンスを追求しよう* コツ30まわりの音を良く聴きながら演奏しよう* コツ31自分のパートと他のパートの関係を意識して吹こう* コツ32他の楽器と合わせ方にも気を配ろう・・・など全7項目☆ 第5章本番で最高の演奏をしよう!* コツ37本番までのコンディション作りに気を配ろう* コツ38日頃から本番の舞台を想定して練習しよう* コツ39リハーサルではホールの響きになるべく早く慣れよう・・・など全10項目☆ 第6章楽器のメンテナンスにも気を配ろう* コツ47いつも丁寧に扱い良いコンディションを保とう☆ コラム1 フルートの歴史☆ コラム2 ピッコロを練習しよう☆ コラム3 フルートの材質とその音色☆ フルートQ&A◆◇◆ 監修者プロフィール ◆◇◆ 酒井 秀明札幌西高校から国立音楽大学へ入学。石原利矩氏に師事。1977年、同大学を首席で卒業。同年デトモルト北西ドイツ音楽院に留学し、パウル・マイゼン教授に師事。1979年、ミュンヘン国際音楽コンクールで第3位入賞(1位なし)。その後、ミュンヘン国立音楽大学マイスター・クラスに移籍。1983年に卒業、同大学講師となる。同年9月、ジュネーヴ国際音楽コンクールで第2位入賞(1位なし)。1984年1月、NHK「若い芽のコンサート」でNHK交響楽団と協演。同年からドイツのフィルハーモニア・フンガリカのソロ・フルーティストとなリ、ヨーロッパはもとより世界各地で活躍。1995年に帰国後は、リサイタルの他、ソロ、室内楽、録音などで幅広く活躍している。さらに、2015年ミュンヘン国際音楽コンクール、2014年ジュネーヴ国際音楽コンクール、中国広州ニコレ国際フルート・コンクール、2013年第8回神戸国際フルート・コンクール、2009年第7回神戸国際フルート・コンクールのほか、カール・二―ルセン国際フルート・コンクール、日本音楽コンクール、全日本学生音楽コンクール、日本木管コンクール、日本フルート・コンヴェンション・コンクールなどの審査員を務める。現在、洗足学園音楽大学客員教授、一般社団法人日本フルート協会副会長。監修協力:佐藤 博(さとう ひろし)武蔵野音楽大学音楽学部作曲学科卒業。故渡部和雄氏に師事。銚子市立銚子高等学校吹奏楽部、千葉県 立幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部の顧問及び指揮者として勤務する中、市民吹奏楽団光ウィンドオーケストラの音楽監督としても吹奏楽の指導に携わる。この間、全日本吹奏楽コンクール6回出場。全国学校合奏コンクール7回出場(6年連続最優秀賞、内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞)。日本学校合奏コンクール全国大会出場(4年連続最優秀賞、文部科学大臣賞)。日本管楽合奏コンテスト全国大会8回出場(3年連続最優秀グランプリ賞、文部科学大臣賞)。全日本高等学校吹奏楽大会全国大会7回出場(連盟会長賞)。全日本アンサンブルコンテスト全国大会7回出場。またフランス共和国(フジェール市、ヴール・レ・ヴァランス市、オンスコット市、ブリアンソン市)、ドイツ連邦共和国(エーバスバッハ市、フィリンゲン・シュヴェンニンゲン市)、オーストリア共和国(ウィーン)にて、各市の音楽院と交流しスクールバンドの長所を生かした数々の演奏会を行う。特にウィーン楽友協会グローサーザールでは、プロオーケストラ(ウィーンフィルハーモニー管弦楽団)のメンバーも絶賛するステージを展開。さらに、フランス・ドイツ国より指揮者として招聘され、記念演奏会を行う。CISM国際音楽協会より金メダルを授与される。