あらすじあなたといるとき わたしは 自分のことを 忘れていられる 懸命に 生きようとさえしないまま 今だけをじっと 味わっている しあわせか どうかも 考えず ただ 今 このときだけは 美しいと 感じている ――美しいとき悲しみとは 何かを愛した証し悲しみ、祈り、愛すること。暗闇で手探りするように、一語一語、つむがれた言葉の捧げ物。