ヤンチャないたずらもしながらぐんぐん成長していく黒ラブラドール・レトリバーの「ハリー」と、中学生になった双子の息子たちとのかけがえのない日常。うっかり食べ過ぎて近江牛みたいに太った「イケワン」ハリー。丸くなって眠るさまは、まさに恵方巻。愛されバディを取り戻すその日まで、飼い主・理子さんは今日も奮闘する!『犬がいるから』に続く、村井家とハリーの爆笑と涙を誘うエッセイ集。巻末に、ライター青山ゆみこさんとの対談も収録。「私は犬を通して、繰り返す平凡な毎日の、かけがえのない美しさを理解している。変わらないことは、実は尊いのだと教えられている。そして、犬がただそこにいてくれることが、幸せを運ぶのだと知った。このままずっとこんな時間が続けばいいと強く願っている。犬と過ごすことで、日々感じているわずかな痛みを癒やしている。犬を抱きしめることで、ふとした瞬間、心に開いてしまいそうな穴を、なんとかして塞いでいる。」(本文より)