〈あらすじ〉転移門封印作戦も終わり、乙葉浩介たちは普通の高校生活へと戻っていく。だが、魔術師として有名になった彼らに平穏な日々など存在せず、魔術師に憧れる者たちが彼らに師事すべく集まってくる。そんな中でも日常を楽しみ高校生活を満喫していた彼らであるが、突然国会議事堂正面に巨大水晶柱が出現。そこに出現した転移門から、全身鎧に身を包んだ騎士が姿を現した。彼は叫ぶ。この世界は我々のものであると。現代の魔術師たちと騎士との初戦は魔術師たちの勝利で収められたものの、この一週間後に彼らは軍勢をともなって再び牙を剥いた。だが、それを予期していた日本政府率いる防衛ラインと、その後方で待機していた現代の魔術師たち。やがて戦場には巨人が闊歩し、竜が翼を広げて市街地を襲う。だが、切り札はいつでも遅れてやってくる。巨大な人型起動兵器による迎撃、そして現代の魔術師たちの反撃。戦局は一変し、鏡刻界からの侵略軍は撤退を余儀なくされてしまった……。異世界のネット通販『カナン魔導商会】を駆使しつつ、異世界からの侵攻をも退ける現代の魔術師たちの、熱い戦いをどうぞご覧ください。〈著者からの一言〉この度は、六巻をご購入いただきありがとうございます。無事に転移門を封じ、新山小春を助け出した乙葉浩介たちですが、六巻はその続き、彼らの高校生活から始まります。ようやく取り戻した高校生活ですが、彼らを取り巻く環境が平穏という言葉を許すはずがなく、様々な事件に振り回されます。そして、やっぱり訪れる平穏な日々との別れ。鏡刻界のとある王国が、地球に向けて侵攻作戦を開始。さらにクラスメイトの愚行により、異世界へと転移してしまった彼を救わなくてはならないという事態も同時に発生。やがて国会議事堂前に異世界の軍勢が姿を現し……彼らは再び、戦いの渦中へと引きずり戻されます。【ネット通販から始まる、現代の魔術師】の第二部は、魔族ではなく異世界の軍勢との戦争から始まります。楽しいはずの高校生活よグッバイ。現代世界においては魔術師には安息というものはないのかも知れないですね、毎度毎度すまないねぇ。戦いは続く、それも次巻まで。それでは、第七巻でまたお会いしましょう!!