老後に必要なのは、お金ではありません。「筋肉」です。日本人の平均寿命と健康寿命のギャップは男女とも約10年。その10年間に、歩けなくなる、食べられなくなる、認知できなくなるなど、様々な問題が噴出する。この10年を健やかに過ごすには、なにより「運動」と「栄養」と「筋肉」が大切になってくる。さらには「社会とのつながり」も重要だ。本書は、最新の老年医学の知見と地域医療の経験から、誰にでもできる「人生ラスト10年の難問」の対処法をやさしく伝授する。人生ラスト10年を乗り切るために——これからは、貯金ではなく「貯筋」!「サルコペニア(筋肉量・筋力低下)」と「低栄養」を遠ざけて、どんどん外へ出ていこう!【目次】序章 グレート・ジャーニー1章 人生ラスト10年問題2章 サルコペニアに備えよう3章 低栄養という壁4章 筋肉はみんなの資産5章 みんなで健康になろう