善良さ故に奪われ続けた前世の反省から「悪徳領主」を目指すリアム。彼は差し向けられた刺客から第三皇子クレオを守り抜き、第二皇子ライナスとの政争に勝利する。しかし政敵である第一皇子カルヴァンの策略により、帝国へ侵攻してきた連合王国との戦争を押し付けられてしまうのだった。帝国の内と外に敵を抱えた状況へと陥るリアムだが、危機はそれだけにとどまらず――「はじめまして、兄弟子」「お前を殺して、俺が師匠の一閃流を受け継ぐ!」一閃流を名乗る二人組が命を狙ってきて……!?悪徳領主が目標なのに剣の道も邁進する勘違い領地経営譚、第6幕!!