あらすじヒーローはさまざまな場所に存在する。しかし、そのヒーローは誰もが羨望の眼差しを向けるようなスポットライトを浴びているとは限らない。船乗りだった父の武勇伝に憧れを抱くその影で、鬱屈した青春時代を過ごした青年が、ゴミ屋を引き継いだ先で見たのは、人生の最後に遺されたさまざまなモノたち。雪をかぶる自転車、ひっそりと運ばれる布団、モノ言わぬモノが彼に語り掛けたこととは……。超高齢社会の現在、向き合わなくてはならない現実を背景に、仕事人として、一人の人間として灯し続けたい温もりが詰まった「お片付けのプロ集団アンカーズ」の現役社長が語る自伝的ドキュメンタリー。