あらすじついに故郷へ帰還する手がかりを得たハジメたち。目指すは【氷雪洞窟】――氷と雪に閉ざされた、極寒にして極限を成す最後の大迷宮。新たな力を携え挑むハジメたちだったが、氷面鏡の迷路に加え、奇怪な囁き声に悩まされる。その仕掛けは一行の精神を着実に蝕んでいき――。そんな極限状態の中で分断され、一人ぼっちとなった雫の前に現れたのは、偽りの自分。自身を超える試練に臨む雫だったが、目を逸らしてきた真実を虚像に突きつけられ、心が決壊してしまい……!?「南雲君、少し、疲れたわ。ちゃんと……守って……ね?」内に秘めた自身に克己せよ。“最強”異世界ファンタジー、第9巻