リヒタイン公国との戦いを制した奥黒比呂は、国王より功績を讃えられるとともに新たな任務を命じられる。その内容は《紫銀姫》と呼ばれるレベリング王国の王女・クラウディアの成人の儀へ出席するという穏やかなものだった。何事もなく終わるはずだったレベリング王国での祝宴。しかし、王太子のクーデターによって王国全土を巻き込んだ戦いへと発展してしまう。クラウディアの手を借りて王都を脱出した比呂は、反撃の機会を窺うが、孤立無援のふたりにはわずかな戦力しか残されておらず――!?再臨した《軍神》にさらなる試練が襲いかかる! 激変の第3巻、開幕――!