※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。2014年5月厚生労働省児童福祉文化賞受賞作品【フルカラー54ページ】旅先で貧しい男と雨宿りをすることになり、長者の旦那が自慢話を始めた。旦那の屋敷には、お宝の詰まった倉が、十二もあるという。貧しい男は、「お前のとこは、どうなんや」と聞かれ、「うちにも小さい宝が二十四ほどある」と答えたものだから、旦那の負けず嫌いに火がついた。二人はひと月後に、旦那の屋敷で、互いの宝をくらべっこすることになる。さて、約束の日、貧しい男が用意した二十四の意外な宝に、長者はわが目を疑った。