遊間悠一郎は中学三年の夏、NYで開催されたダンスバトル、世界最強を決めるB-BOYの祭典で世界一に登り詰めた。嵐のような祝福の中、彼は自らの才能のなさに打ちのめされていた。帰国した悠一郎は、父の死と母の転勤に伴う福岡への転居を機にダンスをやめた。県内有数の進学校で勉強に励む悠一郎は、学内のテストで一番を取り続ける日向あかりと巡り合う。その出会いが彼を再びダンスへ誘う……。ビートに乗せてダンスが炸裂する青春小説。熱く、疾く、クールに。電撃小説大賞受賞&元ストリートダンサーの著者が描く高校生ダンサーズ!