あらすじ慶長三年。豊臣秀吉の死後、天下を目論む徳川家康と石田三成との間には、不協和音が広がっていた。島津家は中立な立場を取っていたが、ついに天下分け目の大戦「関ヶ原の戦い」が始まった。石田三成率いる西軍についた島津義弘。東軍と西軍の間で一進一退の攻防が続く中、奮戦を続けていた西軍だったが味方の寝返りにより、東軍に惨敗を喫し敗走を始めた。その結果、島津軍千五百人は退路を遮断され、敵中に孤立することになってしまった。果たして島津家の命運はいかに!!(全二巻)