あらすじ師走の晦日になっても、池本家の次男・信二郎は眠り続けていた。どうやら信二郎は悪霊と闘っているらしい。将軍家の末娘・ゆめ姫は、亀乃と交代で看病にあたっていた。年が明けたある日、同心の山崎が、姫の力を借りたいとやってきた。大店の跡取りである男の子が行方知れずになったという。ゆめ姫は信二郎の容態を気にかけながらも、山崎に協力を約束する――「余々姫夢見帖」シリーズを全面改稿。装いも新たな大人気シリーズ「ゆめ姫事件帖」、第五弾。