あらすじ吉直さんが小学校の頃の話である。父親の実家近くの山の中で、友達とふたり、木の枝に女の髪の毛が下がっているのを発見した。連れのかっちんが、その髪を燃やすと、〈真っ黒な人の首〉が、すとん、とぶら下がった……。(「縛り髪」より) 永年、怪異・狂異を蒐集している著者の元に、今年も次々と“ほんとうにあった怖い話”が集まってきました! 本書のために書き下ろされたとっておきの怖い話が満載の実録怪談集。大好評シリーズ第五弾。