あらすじ江戸府内の日本橋川で牢人の死骸が見つかった。首皮一枚だけを残した死骸は、凄まじい剣戦の痕を語るものだった。八丁堀の鬼と恐れられる南御番所隠密廻り同心・長月隼人は、その手口から、半月前の飾り職人殺しとの関わりに気付き、探索を始める。やがて、二人が借金に苦しめられていたことが判明し、『闇地蔵』なる謎の元締めの存在を聞きだすが・・・・・・。隼人に襲い掛かる〈笑鬼〉と呼ばれる刺客、そして『闇地蔵』とは何者なのか!? 大好評、書き下ろし時代長篇。