あらすじ日本橋は木原店の一膳飯屋・塩梅屋。主の季蔵が、今年の師走昼餉を何にするか思案中のところへ、元噺家で海鮮問屋長崎屋の主・五平が立ち寄った。お内儀のおちずが、昼間からこっそり酒を呑んでいるという。心配した季蔵は話を聞くことに――。彼女の隠された秘密とは!? 葱たまどん、河豚つくし、雪菜のふすべ漬け、鶏鍋、柚子の香餅……季蔵は絶品の料理で人々に幸せを届ける一方で、江戸の闇の巨悪に立ち向かう!! 大ベストセラー書き下ろしシリーズ二十二弾。