我が名はハイライト!悪神、アカマ・ナフラ様の忠臣にして最も信任厚き幹部(になる予定)の大黒魔術師である!」突然のハイテンションな叫び声とともに、「佐藤高光」が転校してきた。「ここに清らかな巫女がいるはずだ」変なことを言い出した高光。ドン引きしつつも巫女について尋ねてみる。「清らかな巫女と言ったら、心が清らかで美しい処女の乙女と決まっているだろうが」すぐに頭に浮かんだ顔は、立花さんの顔だった。思わず立花さんの方を見てしまう。クラスのみんなも、俺と同じ方を見ていた。「え? やだ、みんな、どうして私のこと見てるのよ」立花さんのことをジッと見つめる高光。その目は意外なほど真剣なものだった。「いいだろう。この者なら合格だ。我が魔眼を見よ!さあ、目を逸らさず我が目を見るのだ。そして我が支配下に入れ!」「えっ、なに!? 身体が…動かない…」驚愕した表情を浮かべている立花さん。まさか本当に?こいつが何かしたのか?俺を挑発する娘は一歩踏み込んできた。俺は後ずさるが――。(C)どろっぷす!/アパダッシュ