「理性が保つわけないじゃん」
これまでの人生で、男の人から一度も『かわいい』と言われたことがなかったかりん。
ある日カフェで読書をしていると、イケメンなデザイン専門学生の古村君から突然声をかけられる。
「かわいい」
「絵のモデル やってくれないかな」
思いがけないに出来事に戸惑うかりんだったが、そんな状況とは裏腹に胸の高鳴りは止まらなくて…。人目が苦手な自分を変えるため、誰かに――…古村君にもっとかわいいと思ってもらえる自分になるため、かりんは絵のモデルを引き受けることに。
ある時ヌードのデッサンだと勘違いし、服を脱ぎかけたかりん。慌てて服を着ようとするも、古村君がゆっくりと、服の中に、かりんの肌に手を這わせてきて…。