オメガであることを受け入れた江森理玖は、魂のつがいである
首藤圭騎に溺愛され幸せな日々を過ごしていた。
だがある日、すれ違いから我を忘れた圭騎に強引に抱かれ、
頸を噛まれてしまう。
こんな無理やりな“誓いの儀式”は望んでいなかった。
傷ついた理玖は圭騎を拒絶し、自分の殻に引きこもる。
おのれの犯した過ちに苦しみ憔悴する圭騎を見かねた李里耶は、
理玖を孔王の屋敷に引き取り、人として、オメガとして、
どう生きるのかを考えるように促す。
会いたい、声を聞きたい。でも、まだ会えない…
離れて暮らす時間が、圭騎と理玖のお互いへの想いをより深めて──
αの花嫁、ついに完結!