「……ライラをもう泣かせたくない」想いを通じ合わせたライラとカリーファを嘲笑うように呪詛が完成してしまう。呪詛について詳しく知る老婆をようやく見つけ出し、ライラを救うためにカリーファはなりふりかまわず無様なまでに必死に縋る。だが老婆から告げられたのは「解毒薬に必要な材料はもう存在しない」という辛辣かつ絶望的な言葉だった。材料は王宮にしか存在しない“もの”と知り、希望を見出すが――。牢に捕らえられたマレイカは炯々とした眼差しで、己の“聖域”を壊すために動き出す。復讐に滾る亡国の王子×呪詛を受けた王女、長い闇夜を抜て夜明けへ――最後に残るは無垢な純愛。宇奈月香原作のソーニャ文庫『断罪の微笑』がコミック化!!※電子単話配信12~16話※描き下ろし漫画16P『あの日の約束(カリーファ&ライラ)』&書き下ろし小説『あの日の約束(ルトフ&アミナ)』収録。