嫉妬に狂った沙弥によって、さらわれ輪姦されて薬漬けにされてしまう優香。薬による異常な快楽の中、優香の人格は崩壊していく。敬人は優香を救出するが優香は廃人同様になっていた。献身的に優香を介護していく中、敬人はアーティストとしての自分を見つめ直し、取り戻していく。メディアで活躍する敬人を見てさらなる激情に飲まれ、自暴自棄になる沙弥。堕落してしまった自分に嫌悪感を抱いた沙弥が、ふとテレビで敬人のバンドを見て、なぜか優香の姿が思い浮かび、再び嫉妬に我を忘れる。そんな時、アメリカに赴任していた矢崎が日本に戻ってきて、優香を探し始める。優香、敬人、矢崎、沙弥それぞれの思惑を胸に秘めた四人の哀しき人間が、一堂に会した時、未曽有の惨劇の幕が上がる。