「ずっと貴女を探してました。好きです」
密かに焦がれていた部長からの告白。情熱的な視線と、優しく慈しむような愛撫。
夢みたい―――でも、彼が好きなのは私じゃないかもしれない…。
容姿を理由にいじめられていた過去がある朔祈(さき)は、
メイクの腕を磨きまくり、いまや華やかな化粧美人。
職場の男性からはやたら言い寄られ、同性には媚びていると陰口も叩かれるけれど、
仕事ぶりを認めてくれた上司――番匠部長のおかげで毎日頑張れている。
そんなある日、家の近くだからと化粧をせず外出した夜、
部長に声をかけられ、なんと告白されてしまい!?
でも、彼は部下の朔祈だと気づいてない様子。
――どういうこと…? すっぴんの私を誰かと誤解してるの?
すれ違うオトナふたりが織りなす、至高のときめきメロドラマ。
※この作品は「ラブコフレvol.54 perfume」に収録されています。重複購入にご注意ください。