あらすじ恋人とも、友人とも、家族とも違う。それでも君の隣にいたい――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。ある日の昼下がり。有田に車を出してもらった武田は、引っ越しの最後の荷物を積み込んで新居へと向かう。部屋に入ると、どうやら他の荷物はあらかた片づいているよう。残りの荷ほどきをふたりで進めていると、武田が持ってくるはずのレンジがないことに有田が気づいて……。